Unityで自作ゲームを作った場合、Windows向けの配布をしようと思うとZIPで固めるとかいう微妙な方法になってしまう... そこで、よくあるインストーラのexeパッケージ化することでそれを解決しようという話。
今回は、コマンドラインフレンドリーで自動化もしやすく、ライセンスも安全で無料。同人開発に優しい「Inno Setup」を使います Σ(´□`;)
環境は Windows10 を想定。というかこの記事、WIndows7で組んでいた環境をWindows10で作り直した際の作業メモだったりするw
ツールの入手
なにわともあれ、ツールをダウンロード。
本家のWebサイト から、入手します。 いくつか項目があるけど、QuickStart Pack ってところから、フロントエンドである「Inno Script Studio」が同梱(厳密にはインストーラーの処理中に追加DLされる)されている、Innosetup-qsp-x.x.x.exe を選ぶと良い。
Inno Script Studio で スクリプトを書いて、Inno Setup のコンパイラー でそいつからexeを生成、そういう感じ。
エラーが出る場合がある
Inno Script Studio を起動すると、Inno Setup のコンパイラー「ISCmplr.dll」がない!って怒られることがある。というか私は怒られたぞ!
Inno Script Studio の Tools > Options > Compiler Settings から Innot Setup のディレクトリを設定してあげることで直せるので、怒られたら手動でセットしよう。
セットしたらアプリを再起動して、エラーが出ないことが確認できたらOK!
スクリプト作成
exeを作るための定義/アプリ情報をコンパイラーに渡すためのスクリプトを書く。
テンプレートからゴリゴリ書いてもいいけど、思った以上に高機能なので、最低限のスケルトンを作って、それをベースにいじるのがオススメ。
今回は特別サービスで、私がつくったスクリプトを大公開しちゃうぜ(めっちゃ我流なのでアドバイスがあったらTwitterとかで突っ込んでくれると嬉しい...)
冒頭のDefineを自分の環境/設定に書き換えてください。
コンパイルしてexe作成
あとは、Inno Script Studio で .iss を開いて、Project > Compile を実行すれば、スクリプトの定義に従ってexeが吐かれる。
おわりに
本来、Unity側でこれやって欲しいよね、というのが正直なところ。 exe作成って思ったより情報が転がってなかったり、古かったりすること多いし。。
さて、一応ここまでで最低限のことは出来るようになったね。ということで、良きUnity配布ライフを!J⋈`•ヮ•。)