久々にOS環境の更新をしたら、あまりに変わっていて色々と手間取ったのでメモ
環境移行ツールの罠
移行時の話、そもそもユーリティの移行ツールからやると、Wifi経由での転送になるので、数百GB以上の場合、ほぼ死が確定する。
故に、ターゲットディスクモードで起動して、Thunderbolt3で繋いででの転送をするのが実質必須となる。
さらにターゲットディスクモード時、「Machintosh HD - data」のように、末尾に「- data」がついたボリュームを必ず選ぶこと。ついてない方は、システムのみの参照となるため、必要なデータが全く移行されない。
移行データプレビューで露骨に10GBくらいしかないので、ちゃんと見ていれば気付くけど。
あと、移行転送中に電源ケーブルの抜き差しや、デバイス構成の変更(USBデバイスの抜き差し)は、なぜかエラー中断からの失敗につながりかねないので、放置安定。
ルート直下のファイルどこいった問題
big sur からは、ルート直下がシステム専用となり、直接ファイルを置けなくなった。
というのはいいのだが、移行したそれらはどこいったのよ?という話。
/ユーザ/共有/場所が変更された項目/セキュリティ/
に移動されてるので必要に応じて移動。
擬似的にルート直下に戻す場合は、synthetic.conf を利用した方法でやるのが、このバージョンでの正攻法らしい。
ちなみに、この退避された領域、どうやらシステム領域のようでユーザ領域に持ってくるときにmvであっても物理コピーが発生する。そしてそういう確保のされ方をしているため、削除しても見た目上のディスク空き容量は全く増えない。(インストール時にシステム側として確保されてしまっている?)
デフォルトがzshへ
デフォルトzshになった。だけならいいが、いくつかのbashのデフォルト挙動が変わったみたいで、aliasまわりやパス周りがおかしい。
おとなしくzshに移行してそっちで設定し直した方がよさげ。
FAT32でマウントできない問題
BigSurだとFAT32/exFATでフォーマットされたディスク/フラッシュメモリ等がマウントできない。
ディスクユーリティなので認識はするが、マウントしようとするとエラーで弾かれる。
diskmanagement.disenter 49223
万人で起きているわけではないようなので、なんらかの環境依存の可能性があるが、原因に関して、これといったものがみあたらず一旦お手上げ状態。
対処方法がサードパーティのドライバを導入するぐらいしかないが...
追記:突然治る
マウントポイントのパーミッションを疑って、ユーザディレクトリにマウントポイントを作って
sudo diskutil mount -mountPoint ~/mnt/ disk2s1
とかやってみた。すると、FAT32でもするっと通る。
これはやはり...?
とおもって試行錯誤開始した矢先、これ以後、別のSDカードとかもあっさり認識するようになってしまった...
ということで、この件は迷宮入りに...